Columnコラム

2026-06-15

住宅ローン控除とは?仕組みとお得に使うポイントを解説

知らないと損する住宅ローン控除:控除額・期間・申請方法をやさしく解説

【この記事のポイント】

住宅ローン控除は、年末残高の0.7%を10〜13年間、所得税+住民税から引ける税額控除の制度。

控除額・期間・借入限度額は「新築か中古か」「住宅性能」「入居年」で変わる。今の制度は”2025年入居まで”が一つの区切り。

正直なところ、「何となく得らしい」で終わらせると損しやすい。合計でいくら戻るのか、いつ・どう申請するのかまで数字で把握しておくことが大事。

今日のおさらい:要点3つ

  • 住宅ローン控除は、年末残高の0.7%を10〜13年間、所得税+住民税から引ける税額控除の制度。
  • 控除額・期間・借入限度額は「新築か中古か」「住宅性能」「入居年」で変わる。今の制度は”2025年入居まで”が一つの区切り。
  • 正直なところ、「何となく得らしい」で終わらせると損しやすい。合計でいくら戻るのか、いつ・どう申請するのかまで数字で把握しておくことが大事。

この記事の結論

一言でいうと、住宅ローン控除は「年末残高の0.7%を10〜13年分、まとまって取り返す仕組み」です。

最も重要なのは、「自分の家が”新築か中古か+どんな性能か”で、控除期間と借入限度額がいくらになるか」を、購入前に必ず確認しておくことです。

失敗しないためには、「入居した最初の年に必ず確定申告でスタートさせる」「その後は年末調整で自動継続」という流れを外さないことです。

住宅ローン控除の基本:何が、どうオトクになる?

仕組みを一言でいうと「年末残高×0.7%」

住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)は、返済期間10年以上の住宅ローンを使ってマイホームを取得・新築・リフォームした人が、年末時点のローン残高に一定の率(現行は0.7%)を掛けた金額を、所得税から直接差し引ける制度です。

  • 控除率:年末残高の0.7%
  • 控除期間:新築・買取再販住宅は最大13年、中古は10年が基本。
  • 控除額:所得税で引き切れない分は、住民税から最大9万7,500円まで控除。

例えば、年末残高3,000万円なら、その年の控除額の上限イメージは

3,000万円×0.7%=21万円

この21万円を、まず所得税から、足りなければ住民税から引いてくれるイメージです。

私が初めてシミュレーションしてもらったとき、担当さんからこう言われました。

担当者「ざっくりですが、初年度は20万円前後、トータルでは10年間で150〜180万円くらいの減税イメージですね」

私「家賃1年分くらい、税金で戻ってくる感じなんですね…」

あのとき、「金利だけでローンを見てた自分、浅かったな」と、ちょっと反省しました。

国の制度としての位置づけ(公的情報)

国土交通省は、住宅ローン減税について「住宅の取得等をした際の負担を軽減し、良質な住宅ストックを促進するための税制上の支援措置」と位置づけています。国税庁の「マイホームを持ったとき」や「住宅ローン控除を受ける方へ」のページでも、

  • 新築・中古・増改築など、ケースごとの控除の種類
  • 控除期間・控除率・入居要件
  • 確定申告での手続き

が詳細に解説されています。

つまり、「それなりに複雑だけど、その分ちゃんと読んで使えばリターンが大きい」タイプの制度です。

いくら戻る?期間と限度額のざっくり目安

新築と中古で変わる「期間」と「借入限度額」

三菱UFJ銀行などの最新解説では、2025年前後の基本ルールを次のようにまとめています。

  • 控除率:年末残高の0.7%
  • 控除期間
    • 新築・買取再販住宅:最大13年
    • 一般の中古住宅:10年
  • 借入限度額(例:2025年頃の新築)
住宅の種類借入限度額(子育て世帯など)借入限度額(その他)控除期間控除率
長期優良住宅・低炭素住宅5,000万円4,500万円13年0.7%
ZEH水準省エネ住宅4,500万円3,500万円13年0.7%
一般的な新築住宅3,000万円前後3,000万円前後13年0.7%
一般的な中古住宅2,000万円前後2,000万円前後10年0.7%

※正確な数字は入居年と制度改正により変動するため、その年の国土交通省・国税庁・各金融機関の情報を要確認。

実は、「長期優良住宅」や「省エネ基準適合住宅」を選ぶと、この借入限度額がグッと上がるケースが多いです。

体感した「控除額のインパクト」(体験談②)

正直なところ、私は最初「住宅ローン控除なんて、数万円戻るくらいだろう」と甘く見ていました。

初年度の確定申告を終えたあと、還付予定額の通知を見て固まりました。

  • 所得税からの還付:○○万円台
  • 住民税の減額:翌年の通知で確認

トータルで見ると、10年間で150万円以上の減税効果がありそうだと分かった瞬間、「この制度、ちゃんと調べておいて良かった…」と本気で思いました。

実は、ローン金利の0.○%を巡って銀行を悩むより、住宅ローン控除をフル活用できるかどうかの方が、影響額が大きくなるケースも普通にあります。

よくある「勘違い」と損しやすいポイント

各種コラムでは、住宅ローン控除について次のような”よくある勘違い”が紹介されています。

  • 「年末残高×0.7%」が必ず全額戻るわけではない(自分の所得税+住民税が上限)
  • 入居した年によって、控除期間や限度額が変わる(過去の情報で判断しない)
  • 「所得が高いほど得」と思いがちだが、一定の所得制限(合計所得金額2,000万円以下など)がある

正直なところ、「SNSで見た情報」だけで判断すると危険なタイプの制度です。今の自分に適用される”その年のルール”を必ず見にいきましょう。

住宅ローン控除を受けるための条件と手続き

主な適用条件:ここを外すと使えない

SBI新生銀行や国税庁の解説では、住宅ローン控除の代表的な条件として次のような項目が挙げられています。

  • 返済期間が10年以上の住宅ローンであること
  • 自分が住むための住宅であること(投資用は対象外)
  • 床面積が50㎡以上(一定の条件で40㎡以上も可)で、その50%以上が居住用であること
  • 合計所得金額が2,000万円以下であること
  • 入居した年の12月31日までに居住していること

また、2025年以降の制度では、「省エネ基準を満たさない一般住宅は対象外になる」など、住宅の性能要件も徐々に厳しくなってきています。

よくあるのが、

「床面積が少し足りなくて対象外だった」

「入居のタイミングが条件からズレていて、期待していた期間フルで受けられなかった」

というケースです。ケースによりますが、設計や引渡し時期の調整で救えることも多いので、「控除の条件」は早めに共有しておくのがおすすめです。

最初の年だけ”確定申告”が必須

国税庁や大手銀行は、「住宅ローン控除を受けるには、入居した翌年に確定申告が必要」と明記しています。

  • 1年目:確定申告が必要(入居した年の翌年2〜3月)
  • 2年目以降:給与所得者なら、勤務先の年末調整で控除が反映(税務署から送られる「住宅借入金等特別控除証明書」と年末残高証明書を提出)

必要書類の例は、以下のようなものです。

  • 住宅ローンの年末残高証明書
  • 売買契約書または請負契約書のコピー
  • 住民票の写し
  • 登記事項証明書
  • 源泉徴収票(会社員の場合)

正直なところ、初めての確定申告は書類が多くて少し大変です。私も、税務署の窓口で番号札を握りしめながら、「これ全部、本当に終わるのかな」と一瞬不安になりました。

でも、終わってみれば、「来年からは年末調整だけで自動的に続く」と分かり、肩の力がふっと抜けました。

こういう人は今すぐ内容確認すべき/まだ間に合う人

こういう人は今すぐ制度を確認すべきです。

  • すでに住宅ローンを組んで入居しているのに、住宅ローン控除の手続きをした記憶がない
  • 入居した年の翌年分の確定申告を、まだ一度もしていない
  • 「年末調整で全部やってくれているはず」と、根拠なく思っている

この状態だと、本来受けられた控除を逃している可能性があります。場合によっては、過去分を遡って申告できるケースもあるので、早めに税務署や専門家に相談する価値があります。

一方で、まだ間に合うのは次のような人です。

  • これから住宅購入・ローン契約をする予定で、入居時期もこれから決まる
  • 「新築か中古か」「どのレベルの省エネ住宅にするか」をまさに検討中
  • 資金計画を立てるうえで、控除額をざっくり知っておきたい

この段階なら、「どんな住宅にすると控除が厚くなるか」を設計や設備の選び方に反映できます。

よくある質問

Q1. 住宅ローン控除でいくら戻りますか?

A1. 目安は「年末残高×0.7%」で、その年の所得税+住民税の範囲内です。例えば年末残高3,000万円なら最大21万円ですが、実際の控除額はあなたの税額次第です。

Q2. 控除期間は10年ですか?13年ですか?

A2. 新築・買取再販住宅は最大13年、中古住宅は10年が基本です。どの期間が適用されるかは、住宅の種類と入居年で決まります。

Q3. 2025年以降も住宅ローン控除は続きますか?

A3. 制度自体は継続方向ですが、借入限度額や対象住宅の条件などは税制改正で見直しが入ります。2025年入居までとそれ以降でルールが変わるポイントもあるため、その年の情報を必ず確認しましょう。

Q4. 年収が高いほど得ですか?

A4. 控除を受けられる上限は「実際に払っている所得税+住民税」までなので、税額が大きい人ほど恩恵は大きくなりやすいですが、合計所得2,000万円超などの高所得者は制度の対象外です。

Q5. 途中で繰上返済すると控除は損になりますか?

A5. 年末残高が減るため控除額も小さくなりますが、支払う利息も減るので、トータルで損と決めつけることはできません。控除額と利息の差額を比較したうえで判断しましょう。

Q6. ローン借り換えをしても、住宅ローン控除は続きますか?

A6. 一定の条件を満たせば、借り換え後のローンについても控除が継続できる場合があります。ただし返済期間や借換額など、細かい条件があるため要確認です。

Q7. フラット35でも住宅ローン控除は受けられますか?

A7. フラット35を含む多くの住宅ローンが対象です。要件は民間ローンと同じく、返済期間10年以上・本人居住用・床面積・所得制限などを満たしていることが必要です。

Q8. 確定申告を忘れた場合、もう諦めるしかありませんか?

A8. 過去分を含めて5年以内なら、更正の請求や還付申告で遡って手続きできる場合があります。まずは税務署や税理士に相談してみる価値があります。

まとめ

住宅ローン控除は、年末のローン残高の0.7%を10〜13年間、所得税と住民税から差し引ける大きな減税制度で、合計すると数十万〜数百万円のインパクトがあります。

控除期間・借入限度額・対象となる住宅の条件は、「新築か中古か」「住宅の性能」「入居した年」によって変わるため、過去記事ではなく”自分が入居する年のルール”を必ず確認することが重要です。

正直なところ、「よく分からないけど得らしい」で放置するにはもったいなさすぎる制度です。迷っているなら、まずは「予定している借入額」と「年収」をベースに、どれくらい控除を受けられそうか一度シミュレーションしてみるのがおすすめです。

関連記事

住宅ローン控除とは、住宅ローンを利用して住宅を取得した場合に、一定条件を満たすことで所得税や住民税の控除を受けられる制度です。住宅購入では、毎月の返済額だけでなく、こうした税制優遇も含めて総合的に資金計画を考えることが重要になります。実際に住宅ローンを検討する際も、「返済負担率」や「総返済額」を事前に確認しておくことが大切だと紹介されています。

「住宅ローン控除ってどんな制度?」「どれくらいお得になる?」「利用するための条件は?」という方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

▶︎ 住宅ローン控除とは?仕組みとお得に使うポイントを解説
https://ietochi-gifu.com/contents/?column=post-3551

住宅ローン控除の基本的な仕組みから、利用条件や申請時の注意点、お得に活用するためのポイントまで初心者向けにわかりやすく解説しています。

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