Columnコラム

2026-10-06

平屋と二階建てはどちらが安い?岐阜の土地面積と家族構成で選ぶ比較表

岐阜で平屋と二階建てのどちらが自分たちに合うかを、土地面積・家族構成・建築費・将来の暮らしを比較表で見て決められるようにする

同じ延床面積なら、平屋のほうが建築費は高くなります。基礎と屋根の面積が二階建ての約2倍になるためで、構造の坪単価は1〜2割上がるのが一般的です。ただし総額で見ると話は変わります。平屋は階段とホールがいらないので延床を3〜4坪減らせ、足場や2階の配管も不要。土地が確保できる岐阜では、平屋と二階建ての差は「建物」より「土地の広さ」で決まります。つまり比べる順番は、価格ではなく土地です。

夜、寝る前にスマホで平屋の施工事例を眺めて、保存フォルダがいっぱいになっている。そのくせ土地情報サイトを開くと、「平屋は高い」「土地が広くないと無理」という書き込みが目に入り、フォルダを閉じる。「うちの予算で平屋は贅沢?」「土地を広く買うのと、二階建てにするのと、どっちが結局安いの?」「子どもが大きくなったら部屋は足りる?」。この迷いは、平屋か二階建てかを「好み」で決めようとするから抜け出せなくなります。土地面積・家族構成・建築費・将来の4項目に分けて表で見ると、自分たちの答えは案外早く出ます。

【この記事のポイント】

  • 平屋は坪単価が上がるが延床を減らせるため、総額差は思うほど開かないことが多い
  • 決め手は建物価格ではなく、駐車場2〜3台を含めた土地面積が確保できるかどうか
  • 家族構成と20年後の使い方まで表に書くと、本巣市周辺で平屋が合う人と二階建てが合う人が分かれる

この記事の結論

  • 一言で言うと、土地が55坪以上取れるなら平屋が候補に入る
  • 最も重要なのは、建物の坪単価ではなく土地込みの総額で比べること
  • 失敗しないためには、憧れの写真より「20年後に誰が何部屋使うか」を先に書く
  • 二階建ては土地が狭くても建てられる強みがあり、それ自体が立派なメリット

本巣市で平屋に憧れながら「平屋は高い」の声に足が止まる人が引っかかる場面

「平屋は高い」の正体は坪単価であって総額ではない

「平屋は高い」という声は間違いではなく、説明が半分足りていません。実は、同じ延床30坪で比べると平屋は基礎が30坪分、二階建ては15坪分。屋根も同じ関係になります。基礎と屋根は建物の中でも単価の高い部分なので、坪単価で見ると平屋が上に来る。ここだけ切り取ると「高い」が正しくなります。ところが平屋は階段・階段ホール・2階廊下がいらないため、同じ部屋数なら延床を3〜4坪小さくできる。足場の規模も小さく、2階への配管や構造補強も減ります。当店の公式サイト掲載の参考価格では、平屋21坪が1,625.8万円〜、二階建て28坪が1,768.8万円〜で、土地・仕様・広さで変動しますが、坪数の差ほど価格差は開いていません。坪単価と総額を混ぜて考えるのが、最初のつまずきです。

岐阜は土地が取りやすいが、駐車場が面積を食う

岐阜県の地価公示では住宅地の平均が県全体で1㎡あたり4万円台、岐阜市でも6万円台。大都市圏より敷地を確保しやすいのは事実で、本巣市や北方町の周辺なら60坪前後の区画も珍しくありません。ただし岐阜は車社会で、駐車場は2台が最低ライン、来客用を含めて3台という家も多い。1台あたり4〜5坪として、3台で13〜15坪が建物と別に必要になります。24坪の平屋を建ぺい率60%の土地に建てるなら、建築面積だけで40坪の敷地が要り、駐車場と庭を足すと55〜60坪。この計算を先にしないまま「土地は50坪あれば」と思い込むと、平屋の間取りが入らず、途中で二階建てに切り替える人が出ます。

家族構成と将来を書かないまま写真で決めると起きること

よくあるのが、施工事例の写真から入って部屋数を後回しにする決め方です。夫婦と幼児1人の今は3LDKで足りても、10年後に子どもが2人になり、それぞれの部屋が必要になる。二階建てなら4LDKを28坪前後に収められますが、平屋で4LDKを取ろうとすると28〜30坪になり、敷地の条件が一段厳しくなります。逆に、子どもが独立した後の20年を考えると、平屋は2階が物置になる問題が起きません。冬の岐阜は放射冷却で朝の冷え込みが強く、気象庁の区分でも美濃側は内陸性の気候。階段で分断されない平屋は暖房の効きが均一になりやすい一方、夏の猛暑では屋根面積が大きい分、断熱と太陽光の載せ方が効いてきます。写真ではこのどれも見えません。

土地面積・家族構成・建築費・将来で選ぶ比較表と、決めた人が最後に確認したこと

4項目の比較表で自分たちの位置を確かめる

比べる項目平屋二階建て
必要な土地面積24坪なら駐車場込みで55〜60坪が目安同じ延床なら40〜45坪でも成立しやすい
建物の坪単価基礎・屋根が広く1〜2割高くなる傾向基礎・屋根が半分で坪単価は抑えやすい
延床面積階段・ホール不要で3〜4坪小さくできる階段と2階廊下の分が上乗せされる
家族構成との相性3LDKまでは収めやすく、4LDKは敷地次第4LDKを28坪前後に収めやすい
20年後の暮らし階段なしで部屋を使い切りやすい子ども部屋が空いた後の2階の使い道を考える
岐阜の気候暖房が均一になりやすく、屋根の断熱が要2階が夏に暑くなりやすく、冬は1階が冷える

この表で「土地」と「家族構成」の2行が平屋側に寄れば、建築費の差は総額の中で吸収できる範囲に収まることが多い。逆にどちらかが二階建て側なら、二階建てのほうが無理のない選択になります。

他社比較にも使える判断基準4つ

ケースによりますが、私たちが相談で使っている基準は4つです。ひとつ目、候補の土地に駐車場3台と建築面積を置いた配置図を描いてもらえるか。これが描けない土地で平屋を語っても先に進みません。ふたつ目、平屋と二階建てを「同じ部屋数」で見積もりを出してもらい、坪単価ではなく総額で並べる。3つ目、固定資産税の見通し。住宅用地の特例は200㎡以下の部分で課税標準が6分の1になる制度で、土地を広く買うと超えた部分の負担が変わります。最新条件は市町村の窓口で確認してください。4つ目、家族の20年後を1行ずつ書いて、部屋が余る時期と足りない時期を見る。当店の瑞穂市の24坪の平屋の事例では、北入りの敷地で南に庭とLDKを取り、主寝室から洗面・ランドリー・収納まで10歩以内という動線を優先した方がいました。動線の短さを一番の価値に置くなら平屋、部屋数と土地の節約を置くなら二階建て。この基準で考えると、どちらを選んでも後から「なんとなく」にはなりません。

迷った2組が最終的に選んだ理由

北方町で親の土地に建てる予定だった30代の方は、当初は二階建てを考えていました。理由は「平屋は高いと聞いたから」。土地が70坪近くあり、駐車場3台を置いても建築面積に余裕がある条件でしたが、相談に来た段階ではその計算をしていなかったそうです。プランアドバイザーが「土地代がかからないなら、その分を基礎と屋根に回せますよ」と伝えると、「土地があるのに二階に上がる理由がなかった」と笑っていました。比較中に迷ったのは、将来子どもが2人になったときの部屋数。24坪で3LDKに収め、リビング横の和室を将来の子ども部屋に転用できる形で決めています。決定前に確認したのは、屋根面積が広い分の断熱仕様と太陽光の搭載容量。入居後の変化はひとつだけで、「洗濯物を持って階段を上がる動作が消えた」とのことでした。

もう1組は、羽島市で土地探しから始めた30代の共働き夫婦。平屋の写真を見て相談に来られましたが、予算内で出てきた土地は45坪前後が中心でした。正直なところ、最初は「平屋が無理なら別の会社を見る」という雰囲気だった気がします。そこで同じ3LDKで平屋と二階建ての総額を並べ、土地代の差を含めると二階建てのほうが200万円前後抑えられる試算になりました。金額は土地と仕様で変動する前提の数字です。ご主人が「二階建てが妥協じゃなくて選択に見えてきた」と言った瞬間が転換点でした。決める前に確かめたのは、耐震等級3相当の構造計算を全プランで行っていることと、2階の子ども部屋を将来ひとつにつなげられるか。名古屋方面への通勤時間が変わらない土地に落ち着き、「土地情報サイトを開く回数が減った」のが入居前の小さな変化でした。

よくある質問

Q1. 同じ広さなら平屋と二階建てはどちらが安いですか?

A1. 建物だけなら二階建てが安くなる傾向で、坪単価で1〜2割の差が目安です。ただし平屋は延床を3〜4坪減らせるため、同じ部屋数の総額で比べると差は縮まります。

Q2. 平屋を建てるには土地が何坪必要ですか?

A2. 24坪の平屋で駐車場3台を置くなら55〜60坪が目安です。建ぺい率と道路の向きで変わるので、候補地の配置図を描いてもらうのが確実です。

Q3. 岐阜で平屋向きの土地は見つかりますか?

A3. 地価公示では県の住宅地平均が1㎡4万円台で、本巣市や北方町周辺なら60坪前後の区画も出ます。土地探しと建物を一緒に相談できると条件を絞りやすくなります。

Q4. 子どもが増えたら平屋では部屋が足りませんか?

A4. 3LDKまでは24坪前後で収まります。4LDKは28〜30坪が必要になるため、和室や納戸を将来の子ども部屋に転用する設計で対応する例が多いです。

Q5. 平屋は夏の暑さに弱いと聞きました。

A5. 屋根面積が広い分、断熱と太陽光の載せ方が効きます。当店はZEH仕様と太陽光発電、Low-E複層ガラスのハイブリッドサッシが標準で、日中の自家消費で夏の負担を抑えやすい構成です。

Q6. 二階建てのデメリットは何ですか?

A6. 子どもが独立した後に2階を使わなくなりやすい点と、冬に1階が冷えやすい点です。一方で土地が45坪前後でも4LDKを収められる強みがあります。

Q7. 固定資産税は平屋と二階建てで違いますか?

A7. 家屋の評価は構造と面積で決まり、土地は200㎡以下の部分に住宅用地の特例があります。土地を広く買う平屋は超過分の扱いを市町村の窓口で確認してください。

Q8. 平屋の施工事例は見られますか?

A8. 北方町の24坪や瑞穂市の24坪など、公式サイトに事例を掲載しています。無料相談会では平屋の間取りプラン集もお渡ししていますので、比較の材料にしてください。

まとめ

平屋と二階建ての価格差は、坪単価で見ると平屋が高く、同じ部屋数の総額で見ると差が縮まります。決め手になるのは建物ではなく、駐車場2〜3台を含めた土地面積と、家族の20年後。岐阜は敷地を確保しやすい地域なので、土地の条件が合えば平屋は贅沢ではなく現実的な候補になり、土地が45坪前後なら二階建てが無理のない選択になります。表の4項目に自分たちの数字を入れてみてください。

この記事のまとめ:要点3つ

  • 建物の坪単価ではなく、土地込みの総額で平屋と二階建てを並べる
  • 候補地に駐車場3台と建築面積を置いた配置図が描けるかが、平屋の第一関門
  • 家族の20年後を書き出すと、部屋数と土地面積の優先順位が決まる

保存フォルダの平屋写真を眺める時間を、一度だけ「土地の坪数と20年後の家族」を書き出す時間に変えてみてください。

「うちの土地で平屋は入りますか」という一問から相談を始めてもらえれば十分です。家づくり無料相談会は定休日を除く毎日開いていて、オンライン住宅相談会なら自宅からでも参加できます。土地探し・予算・住宅ローンを一緒に整理する相談は無料で、岐阜市を中心に岐阜県内と愛知県北西部に対応しています。他の住宅会社の平屋の見積もりを持ち込んで比べるセカンドオピニオンの使い方も歓迎です。電話は058-201-3031(火・水曜定休)です。

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