2026-08-07
岐阜で新築の月々支払いはいくら?家計を苦しくしない返済額の決め方

「新築の月々」を家賃と比べるなら、返済額だけでなく駐車場代・更新料・税金・保険・修繕費まで月額に直して並べる
【この記事のポイント】
岐阜市周辺の賃貸で「家賃と駐車場代を払い続けるのはもったいない。でも持ち家は税金や修繕費が不安」と迷う方に向けて、現在の住居費と新築購入後の月額負担を同じ土俵で比べる方法を整理します。ポイントは、住宅ローンの返済額だけを家賃と見比べないこと。駐車場代・更新料・固定資産税・火災保険・修繕準備費まで月額に換算して並べると、「家賃と大きく変わらない範囲で新築を持てるか」が具体的な数字で見えてきます。結論として、返済負担率の目安をふまえ、いまと購入後の住居費を同条件で並べたうえで資金計画を相談するのが合理的です。
今日のおさらい:要点3つ
- 家賃と新築を比べるなら「返済額 対 家賃」ではなく、税金・保険・修繕まで含めた"月額の実質負担"どうしで比べる。
- 無理のない返済額の目安は手取りの20〜25%以内。まず現在の住居費(家賃+駐車場代+更新料の月割)を洗い出すと基準ができる。
- 持ち家は固定資産税・保険・修繕準備費が増える一方、更新料や駐車場代が消える。増える分と減る分を両方並べて初めて公平に判断できる。
この記事の結論
一言でいうと、家賃と新築の比較は「住宅ローンの返済額」だけを見るのではなく、駐車場代・更新料・固定資産税・火災保険・修繕準備費まで月額に換算して判断する、ということです。最も重要なのは、現在の住居費と購入後の月額負担を「同じ条件」で並べること。片方だけ都合よく見ると、実態より安く見えたり、逆に不安が大きくなりすぎたりします。数字を月額でそろえて初めて、「家賃と大きく変わらない範囲で新築が成立するか」を落ち着いて相談できる状態になります。
家賃と新築、なぜ「返済額だけ」の比較だとズレるのか
いま払っている住居費は、家賃だけではない
正直なところ、多くの方が「家賃8万円 対 ローン返済8万円」のように、家賃と返済額を1対1で比べています。ただ、この比べ方だと抜け落ちるものが多いのです。実は賃貸で毎月出ていくお金は、家賃だけではありません。岐阜市周辺だと、市街地のアパートでは駐車場代が1台あたり月5,000〜10,000円ほど別にかかることが珍しくありません。共働きで車2台なら、それだけで月1〜2万円。さらに2年ごとの更新料(家賃1カ月分が一般的)を月割りにすると、月3,000〜4,000円ほどが上乗せされます。
つまり「家賃8万円」の暮らしは、駐車場と更新料を足すと実質9.5〜10万円ほどになっているケースもある。ここを見落としたまま返済額と比べると、新築のほうが割高に見えてしまいます。
新築で"増える出費"を最初から織り込む
一方で、持ち家になると賃貸では発生しなかった費用が出てきます。よくあるのが、固定資産税・火災(地震)保険・将来の修繕費です。これを見ずに「返済額=毎月の負担」と考えると、今度は逆に安く見積もりすぎてしまう。ケースによりますが、この3つを月額換算すると、目安として合計で月2〜3万円台になることもあります。
だからこそ、比べるべきは「返済額 対 家賃」ではなく、減る出費(更新料・駐車場代)を差し引き、増える出費(税金・保険・修繕)を足した"実質の月額"どうしです。この土俵をそろえる作業が、判断の出発点になります。
岐阜だからこその前提も入れておく
岐阜市周辺は、郊外に行くほど土地が取りやすく、駐車場2台分を敷地内に確保しやすい地域です。新築で自宅の駐車スペースを持てば、賃貸で払っていた月1〜2万円の駐車場代がまるごと不要になる。これは実質負担を比べるうえで大きな差になります。一方、市街地に近いほど土地の価格は上がるため、同じ返済額でも建てられる規模やエリアは変わります。「どこに・どんな広さで持つか」で月額は動く、という前提は押さえておきたいところです。
月額に換算する具体ステップ ― 数字でそろえる
ステップ1:いまの住居費を"月額"で洗い出す
最初にやるのは、現在の住居費を月額で棚卸しすることです。家賃、駐車場代(台数分)、更新料の月割り、この3つを足します。たとえば家賃7.5万円+駐車場1.2万円(2台)+更新料の月割り約0.3万円で、実質の住居費は月9万円前後。この「9万円」が、新築と比べるときの基準線になります。
ここで大事なのは、見栄えのいい家賃だけでなく、実際に口座から出ている総額で考えること。正直なところ、この棚卸しをして初めて「思っていたより毎月払っていた」と気づく方は少なくありません。
ステップ2:購入後の月額をパーツで積み上げる
次に、購入後にかかるお金を月額で積み上げます。内訳は主に5つです。
- 住宅ローン返済額:借入額・金利・返済期間で変わる中心の数字。
- 固定資産税・都市計画税:土地と建物にかかる税金を月割りにしたもの。
- 火災保険・地震保険:年払いや5年一括を月額換算したもの。
- 修繕準備費:将来の外壁・屋根・設備の更新に備えて自分で積み立てる分。
- 駐車場代:自宅敷地内なら基本0円(賃貸との差が出るところ)。
このうち固定資産税は、新築住宅なら軽減措置があります。住宅金融支援機構や自治体の情報でも触れられていますが、新築の一戸建ては一定の要件を満たすと、新築後3年間、建物分の固定資産税が床面積120平方メートル相当まで2分の1に軽減されます(この特例は2031年3月末までの適用とされています。最新の要件は各自治体の税務窓口で確認を)。目安として、建物分は軽減中は月1,000円台、軽減が終わると月2,000円前後に上がる、といったイメージです(土地の評価額や広さで変わるため、あくまで相場感です)。
ステップ3:修繕準備費を"なかったこと"にしない
持ち家の不安として一番よく挙がるのが修繕費です。実は、これは月額に組み込んでしまえば怖さが減ります。一戸建ては将来の外壁塗装や屋根、給湯器などの更新に備えて、月1〜2万円ほどを自分で積み立てておくと安心、というのが一般的な目安です。マンションの修繕積立金のように、自分で「見えない積立」をつくるイメージ。これを最初から月額に入れておけば、「あとから想定外の出費が来る」という不安の大部分は先回りできます。ケースによりますが、この一手間があるかないかで、購入後の安心感はかなり変わります。
無理のない返済額の決め方 ― 判断基準
判断基準1:返済負担率は手取りの20〜25%以内を目安に
返済額の上限を考えるとき、目安になるのが返済負担率(年収に占める年間返済額の割合)です。金融機関の審査上は年収の30〜35%まで借りられることが多いのですが、これは「借りられる上限」であって「無理なく返せる額」ではありません。実際には、手取り年収ベースで20〜25%以内に収めると余裕を持ちやすい、とよく言われます。たとえば手取りが月30万円なら、住居費の中心となる返済額は月6〜7.5万円あたりが一つの目安になります。
判断基準2:「返済額」ではなく「実質月額」で上限を考える
ここで先ほどの積み上げが効いてきます。返済額だけを上限いっぱいにすると、税金・保険・修繕を足した実質月額は上限を超えてしまう。よくある失敗が、「返済額は家賃と同じにできた」と安心して、税金と修繕費で毎月の負担が想定より2〜3万円膨らむパターンです。だから上限は「返済額」ではなく「税金・保険・修繕まで足した実質月額」で引く。この考え方なら、家計が後から苦しくなりにくくなります。
判断基準3:金利が変わっても耐えられるか一度見ておく
変動金利を選ぶ場合、将来金利が上がると返済額も増える可能性があります。正直なところ、ここまで考えずに上限いっぱいで組むと、金利上昇時に一気に苦しくなります。目安として、金利が1%上がったらどうなるかを一度だけ試算しておくと安心です。固定と変動、どちらが自分たちの家計に合うかは、ここを見てから決めても遅くありません。
検討した人のケース ― 迷いと納得の流れ
ケース1:車2台の共働き夫婦
岐阜市の賃貸に住む30代の共働き夫婦は、当初「家賃8万円より返済が増えるのは無理」と話していました。ところが住居費を月額で棚卸ししてみると、駐車場2台で1.4万円、更新料の月割りで0.3万円がのっていて、実質は月9.7万円。「え、こんなに払ってたの」と奥さんが苦笑いしたそうです。新築で駐車場代が消える分を差し引き、税金・保険・修繕を足して積み上げると、実質月額は現在と大きく変わらない範囲に収まりました。最初は半信半疑だったご主人も、「返済額だけ見て諦めなくてよかった」と、数字を並べたことで表情が少しやわらいだといいます。
ケース2:修繕費が不安で踏み出せなかった夫婦
別のご夫婦は、「持ち家は修繕でいくらかかるか分からないのが怖い」と、購入をずっと先延ばしにしていました。よくあるのが、この「見えない不安」で足が止まるパターンです。そこで修繕準備費を月1.5万円として最初から月額に組み込み、実質月額に含めて考えてみたところ、「わからない不安」が「毎月これだけ積めば備えられる」という具体的な数字に変わりました。もちろん、実際の修繕は時期も金額もケースによって前後します。それでも「金額の見当がついた」ことで、先延ばしにしていた検討をようやく前に進められたそうです。
例外もある ― 数字がそろわないこともある
一方で、望むエリアや広さによっては、実質月額が現在の住居費を明確に上回ることもあります。無理に家賃と同額に合わせようとすると、エリアや広さを我慢しすぎて後悔することも。その場合は、返済期間や頭金、土地の選び方まで含めて調整の余地を探ることになります。ここは一人で抱え込むより、条件を出して一緒に組み替えたほうが現実的です。
よくある質問
Q1. 家賃と新築、結局どちらが得ですか?
A1. 一概には言えません。返済額だけでなく、駐車場代・更新料・税金・保険・修繕まで月額でそろえて比べる必要があります。同じ土俵で並べて初めて、自分の家計での損得が見えてきます。
Q2. 岐阜で新築を持つメリットは何ですか?
A2. 郊外なら土地が取りやすく、駐車場2台を敷地内に確保しやすい点が大きいです。賃貸で払っていた駐車場代が不要になり、実質月額の差が縮まりやすいのが岐阜ならではの利点です。
Q3. 無理のない返済額の目安はどのくらいですか?
A3. 手取り年収の20〜25%以内が一つの目安です。審査で借りられる上限(年収の30〜35%程度)とは別物なので、上限まで借りず余裕を残す考え方が安心につながります。
Q4. 新築の固定資産税は月いくらくらいですか?
A4. 土地・建物の評価額で大きく変わるため一概には言えません。新築は一定要件で3年間、建物分が2分の1に軽減されます。目安は建物分で月1,000〜2,000円台ですが、最新の要件は自治体窓口で確認を。
Q5. 修繕費はどのくらい見ておけばいいですか?
A5. 一戸建ては月1〜2万円ほどを自分で積み立てておくと安心、というのが一般的な目安です。最初から月額に含めておけば、将来の外壁や設備更新に慌てずに済みます。
Q6. 更新料や駐車場代は比較にどう影響しますか?
A6. 賃貸では毎月・数年ごとに出ていくお金で、持ち家では基本なくなります。ここを月額に直して差し引くと、返済額だけ見たときより新築が現実的に見えることが多いです。
Q7. 変動金利で組んでも大丈夫ですか?
A7. ケースによります。金利が上がると返済額も増える可能性があるため、1%上がった場合の試算を一度しておくのがおすすめです。そのうえで固定か変動かを家計に合わせて選ぶと安心です。
Q8. まず何から始めればいいですか?
A8. 現在の住居費(家賃+駐車場代+更新料の月割り)を月額で洗い出すことからです。その基準ができれば、購入後の実質月額と同条件で比べられ、相談もスムーズに進みます。
まとめ
家賃と新築の比較は、住宅ローンの返済額だけを見ると必ずどこかでズレます。駐車場代・更新料・固定資産税・火災保険・修繕準備費まで月額に換算し、現在の住居費と購入後の実質月額を「同じ条件」で並べる。これが、家計を苦しくしない返済額を決めるための出発点です。返済負担率は手取りの20〜25%以内を目安に、増える出費と減る出費を両方織り込んで考える。数字がそろえば、「家賃と大きく変わらない範囲で新築が持てるか」を落ち着いて判断できます。まずは自分たちの住居費を月額で洗い出し、いまの予算と土地で新築が成立するかを、同じ土俵の数字にして相談してみてください。
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